2011年7月22日金曜日

使えそうで使えないビジネス戦略




10年前にたまたま本屋で手に取った本「小さな会社儲けのルール」

強者向けの戦略 「ランチェスター戦略」を弱者向けに解りやすく解説した本です

非常に面白く、関連書籍や教育テープ等でどんどん勉強しました。

いろんな事例も見ました。

よく理解できていると、自分では思っています。



がしかし・・・

これを、現実現場に落とし込むのは容易じゃないです




セブンイレブンの例を挙げるまでもなく、有名企業がこの考え方で業績を伸ばしました

結果として、成功企業はこの考え方を利用しています。

しかし、考え方は解るけど具体的に現場をどれだけ変えれば良いのかは難しい・・・

非常に解りやすい例があるので紹介します。



「長崎県対馬でのイノシシ退治」


この島では、イノシシが人口の4倍もいて、農作物を荒らすために大変困っていたそうです
農閑期に総出でイノシシ退治を行っても、圧倒的にイノシシが多いために、スグに又繁殖し
イノシシ退治をどんなに頑張っても焼け石に水なのだそうです。
ここに名奉行「陶山とつあん」が知恵を出します。

南北に細長いこの島を9個の大垣根で区切り垣根間の移動を出来なくしました。
一年目には第1の区画を、内垣根で区切り島民全員で一気にイノシシ退治します。

1:4で勝負にならなかった、対イノシシ攻略は一気に形勢逆転
一つ一つの内垣内を全員で退治し次々隣の内垣へ移動

こうして大きな垣根内を1年で完全駆除しました。
これを9年繰り返し、ついに8万頭のイノシシを完全に駆除したのだそうです

小さな会社儲けのルールより


話として、非常に解りやすく面白い。

でも、現実お客様を移動できなくする垣根を撃つことは出来ない・・・
第1お客様も、ライバルもイノシシじゃないですから・・・




なんで今日この話なのか??

本日ベンチマーキングのお客様がご来店していて、戦略的な話の意見交換をしていました。

よく言う

「一番に成りなさい」というのは、まさに内垣の中を完全に退治しなさいと言うことです

その後に、一つエリアを移動して、最終的に全体を押さえると言うことです



しかし

これがなかなか出来ないんだなあ・・・・ついつい、やみくもに戦ってしまう


 ものすごく意識して行動するようにしています


理論は解るけど、落とし込みは難しい!   ビジネス戦略ってそんな物が多い・・・







追伸
3英傑のふるさと三河尾張人としては、有名な合戦 「長篠の戦い」

織田信長が最強を誇る武田の騎馬隊を、3段に構えた鉄砲で撃ち破った・・・と言われていますが

そうでは無いらしい

鉄砲という革新的道具が勝利の原因ではなく、
高度な戦略と戦術を用いた、王道的な戦い方であったという

詳しくはやめておきます ^-^; アハハ...

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レコード 74.2kg くーー


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