2015年1月7日水曜日

トヨタ燃料電池車で大英断! 


まさに大英断!。


メーカーにとって、生命線 虎の子の開発特許を

無償で公開するとは。







しかし

ここには、ものすごい葛藤と経営判断が垣間見れます



________☆



トヨタといえば、国内においては絶対安定のシェア 40%を越え

マーケットをコントロールする力を持っています。


最近において、そのトヨタの躍進を後押ししたのが

ハイブリッドのプリウスです。

ここまで来るには膨大な先行投資をして来た。

それが花咲いたわけです。



「エコ」 という大義 

がプリウスの最大のアピールポイントですが

世界的に見れば、希少な存在です。



世界は、安価な「小排気量+ターボ」 


また、ディーゼル技術でもトヨタは大きく遅れを取ってしまった

セロエミッションの EVにおいても

プリウスが有ったせいで、開発にアクセルが踏めず出遅れた。



そこで、FCV 燃料電池です。


10年20年後の覇権を狙っているわけです。


________☆



ところが、

当初開発のキッカケになった化石燃料の枯渇 という大義が

ここに来て全く無くなってしまった。


でも 企業価値の創造 という点において

世界中の企業は、EVやFCV PHV を止めるわけにはいか無くなった



EVは、比較的敷居が低いため、零細企業でも参入が可能で

用途が限られれば、まだまだマーケットは広い



この先

家電量販店でも車が売られる時代が来ると想像される

それこそ、自動車メーカーにとっては大問題。



ネックは、バッテリーの寿命 なんでしょうが

コレは、そんなに遠くない将来解決されるでしょう・・・



むしろ、充電ステーションの方が問題。


それが、参入企業が増えているせいで、徐々に改善されつつある


EVは、一定マーケットでは普及する



________☆



そうして

EVで出遅れ、ターボやディーゼルでも出遅れたトヨタ自動車として

燃料電池自動車 FCV に注力しなければならない

環境が出来上がってしまった。



でも

冷静に見て、これ かなり綱渡り的な経営です。



トヨタという会社は、世界一の会社だけれど


ナンバー・ワンとしての守りでなく

チャレンジャーとしての道を進んだ。   スゴイことだと思う



________☆



セオリーなら、ナンバー・ワン企業は 「ミート戦略」 です。


2,3位以下の会社の成功例をそのまま真似る!


それが、楽勝のパターンなのです。


自分たちがナンバー・ワンでありながら、そうでないと思っているわけです。



コレは素晴らしい事だし


この姿勢が、ここまでの躍進の原因なのでしょう。




だから燃料電池自動車を何とかしたい。


________☆



何とかしなければならない!


だらか

虎の子の開発特許を無償で公開することにしたのです。

それだけ、難しい技術なのです




ここまで来るために要した想像もできないほどのコスト。


それを、無償で提供してでも水素自動車を普及させなければならない



これが トヨタの都合です。




大英断の背景には、様々な背景がある。





私は評論できる立場ではありませんが、

経営に関する苦悩が読み取れるので、素直に学ぼうとおもう。


________☆



今日龍城神社へお参りに行きました。


前にも書きました


「まずは感謝と、お願いではなく頑張るので見守ってください」


とだけ言いました。





このブログのタイトルにもある。

 「一生懸命」 が私の心情


一所懸命 ではなくて  一生懸命です




懸命に生きること



「生きるということは、

   目標を達成することではなく、 その過程を楽しむこと」



何だと思う


懸命でないと 楽しくない



________☆



追記


ピンクのクラウン 通称「ピンクラ」 に続き


ド派手な 空色 と 若草色の クラウンが発売



1番手がそれをやっちゃうんだから、他のメーカーは厳しい

 トヨタ 恐るべし


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