2013年7月10日水曜日

アナログが安心で手放せない

アメリカでのボーイング777事故の状況がだんだんと解って来ました

私の如き 外野がとやかくいう事はないのでコメントはないのですが


「進入角度が低いことに機長が気づき・・・」

  という部分を読んで思い出しました


飛行機は着陸のために最適な高度と距離との関係 

つまり進入角度を、アナログで確認する方法があるのです




4つの明かりは上半分がシロ 下半分が赤色に光ります

この4つのライトを角度を変えてセットすることで

赤色が何個見えるかによって自分の進入角度が正しいか解る仕組みです






写真の左が進入角度表示灯  成田空港のものです


機械は親切で、そして正確ですが、


残念ながら 何時も 100% でない


100% でなければ困るのです。 だから今でもこういう物がある








今から25年前

鳥羽から神奈川の三崎沖までのヨットレースに出たことがあります


360度 海しか見えない所を36時間位進むわけですが


当時は、洋上で通信する方法もほとんど無く、 自分の位置を知る方法に

困りました


夜になると灯台の明かりを頼りに、三角測量の要領で自分の位置を割り出します



灯台には光る回数 間隔 等が個別に割り当ててあり

それが、2以上見えれば自分の位置がわかるのです



モールス信号みたいなものだといえば解るでしょうか?




ところがです


灯台の灯りか、 はたまた漁船の灯りなのかが判別出来ません

また、点滅数と間隔を時計を見ながら測るのですが

波に弄ばれている状態だと、

常時点灯している明かりが、波で点滅して見えるのです


地球は丸いので、 灯台の見える距離も限られます



こうして夜中中 「灯台は見えたか?」 


「10時半の方向(左斜め前をさします)のはどうだ?」


「いまのは何秒間隔だった」 と すったもんだの時間が永遠続きます





今はいいですよ


GPSのお陰で 瞬間にすべてが分かります

また陸上の電話へ普通に会話もできます


もう冒険ではなくなったのです






ちなみに

飛行機は、ほとんどが船舶用語とルールがベースです

乗降口が左舷というのもそうだし 航海灯の左右の緑 赤色もそうです


翼の右端が緑 左が赤で、(船も同じ)

自動車と違いヘッドライトに相当するものはありませんので

この緑と赤の明かりがどのように見えるかによって相手の進行方向が

瞬時にわかる仕組みです。







宇宙戦艦ヤマトが空を飛んで イスカンダルを目指すのも


とっぴな発想でもないと言うことですね




空港 は空の港ですし

それに、 この宇宙の旅のことを 「航海」 ってイイますしね (笑)




★ ★



あーー

今日のオークションは長い・・・

8300台がセリにかかるので、現在19:00にしてまだ全く終わる気配なし


よって、

グダグダとウンチクを書いてみた。




ところで、ヤマトはなぜ下半分を赤く塗装してあるのだろうか?

元々、船底塗料の色がそうだからだろうけど

宇宙船になれば、そんなん関係ないのに。。。

わざわざ目立つ色に塗り分けるのも不自然

また武器が上半分にしか無いのも、戦艦ならでは だなあ


よくよく見ると

アンカー (イカリ)も付いているね

停泊の時につかんだろうか??











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