2011年10月27日木曜日

バスの運転手と若い母親の話

本日昼食時の話

隣の席の若い夫婦が、1歳になるかどうかの愚図る子供に手を焼いていた。

この母親の食事が終わり席を立つ際の振る舞いに感心したので今日のブログにします。



20前半の、常識も無さそうな(失礼)、とても綺麗な母親。

「どうもご迷惑かけました!」 



としっかり目線を合わせお辞儀でお詫びしていかれた。

そして、父親も。


自分も経験があるので、なにも嫌な気持ちには成らなかったのですが、

この振る舞いに、凄く清々しい気分になりました。

(なかなか出来る事じゃないと思う)



先日出くわした遠足の小学生。 楽しそう!!



ココで一つお話をします。



<バスの運転手と若い母親の話>




生後6ヶ月を迎える位の子供を抱えて、通勤ラッシュのバスに若い母親が乗ってきた。

車内は、満員で熱気ムンムン。こんな状況で赤ちゃんが泣き出さない訳がない
はじめは、一所懸命あやしてみたものの、泣きやむ様子もない。

母親は周囲の視線が痛く刺さり、その場の雰囲気に耐えられず「降車」ボタンを押した。
次のバス停で、人をかき分け降りようとすると、運転手がこう言った。


運転手:「お客様。本当にこの停留所で降りるつもりだったのですか?」


母   :「いや本当はあと2つ先のバス停まで行きたいのですが、子供がぐずるので・・」



その運転手さん、涼しい顔でマイクロホンを持ち、こう言ったそうです。




運転手:「ご乗車中のには満員乗車で大変ご迷惑をおかけしております」
     「お客様にご相談があります」




     「ぐずる子供に気兼ねして本来の降車バス停でなく2つ手前で降りようと
     しているお母さんが、ココにおみえです」




     「どうかあと2区間だけ、ここままのご乗車にご協力いただけないでしょうか?」





その後の車内は沈黙・・・  嫌そうな顔をしている人もいる・・・



沈黙をひとりの乗客が破った。


乗客 :「大丈夫ですよ。いいじゃないですか!」



そして、続々と、賛同の声が挙がる。 中には、


 「なんなら、僕たちが降りて歩きます!」
     「子供を抱いたお母さんに、歩かせて僕らが乗っているわけにはいきません」

という人も出た・・



運転手:「乗客の皆様、どうもありがとうございます。ではお母さんこのままご乗車ください」 



降車のバス停で降りたお母さんに、乗客たちは・・・

「お母さん、頑張れよ!」 と口々に声を掛けたそうです






バスの運転手の仕事とは、


目的地まで、時間通りに安全運転で乗客を運ぶ事のはずです。


でも、この運転手は違う。 それだけではない!







私はこの話を聞いたとき涙が出てきました。(年のせいではないと思う)


感動したからではない。


「自分にそれが出来るか?」 の悔し涙です


一台の車検から、オイル交換から、それが出来ているか・・・






お客様幸せの為になどと綺麗事を言うつもりない。



一番の幸せは、仕事に誇りを持っている運転手自身だと思うから




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