2013年8月14日水曜日

ルフィは素敵



経営を語るには小僧の身分でありますが
先日ひさしぶりに見た「470クラスのレース」で思ったことを、お盆なので連連と書いてみます。

※470クラス
(スポーツヨットに於いて、国内では最もコンペティションなクラス、オリンピックに出るような方々とレースをしていました)


写真はバルクヘッドマガジンより


おそらく、どんなスポーツであれ極めれば戦略なしに勝利は収められない物だと推測します。
経営も同じだと思っています。


ヨットと聞けば、優雅な水遊びを連想すると思いますが、
私が20才から始めたのは「ディンギー」と呼ぶウインドサーフィンのような船です。
常にバランスを取っていなければひっくり返る代物で、キレイとは程遠い世界。

また、強風になれば「ファイト!いっぱーつ!」の世界の連続で、
種類は違いますが、外洋ヨットにおいてはまさに生死を掛けた冒険の世界です。


これで、決められたコースを早く回って来たものが勝者というのがレースの一つの形になります





どんなスポーツであれ、まずは基礎能力を上げるために、ひたすら地味な練習を積みます。
いろんな状況を想定して、あらゆる対応に自然と体が動くまで叩きこむはずです。

相手がこうでれば、自分はこう返す
こういうセオリーを、体で感じて覚えます


またヨットの場合は顕著ですが、相手が自然と言うこともあります。
これはかなり厄介ですが、これとて見方につけることは可能です。
こういう天気、この時間にこういう風が吹く時は、徐々にこうなり2時間後にはこうなる・・・
漁師なら必ず見につけているスキルです。。

でも、これまでの事を100%のレベルまで引き上げたとて
そこそこの成績は出せるようになりますが、勝者にはなれません。



以上が「戦術」タクティクスの話です

戦術は、見えるもの。 

練習してレベルアップするものです。




<470のレース風景動画、お時間の有る方はどうぞ>





これに対して、「戦略」ストテジーです


これはシリーズを通して、戦い方の全体的な考え方に成り
外部からは全くわかりません。
必ずしも、毎度一番を狙う必要もないし、場合によっては特定の相手を陥れる場合もあります。
また、メンタルな部分を攻撃することも多々あります。

私自身、メンタルが強い方ではなく、
重要なレースでは、自滅して順位を落とす事が多かった。
経験不足(戦術不足)が原因ですが、戦略を制するなど、まだまだ考える余地がなかった

外洋ヨットでは、複数の人がチームワークで荒波を乗り越え、
少しでも早く船を走らせることに集中しますが、戦略を決めるのは艇長さんただ一人




マンガ ワンピースに於いては、
艇長がルフィで戦略担当 ゾロ、ナミ、ウソップ、サンジ、チョッパー、ロビン 等は戦術担当です。
でも知っての通り、全員でなければ航海は出来ないし命を落とすことになる
その上で
ルフィの熱いハート、仲間への想いがあればこその航海成功です


少々脱線しました・・・


戦術を身につけ、ままならない自然を味方にして、初めて航海に出る準備が出来た状態ですが
「戦術」なしに戦うことは無謀です


私は、戦術無しに戦うことは、兵士の犬死を意味するものと思っています







ここまでが前置き。

長くなりましたが、

愛する家族、愛する仲間たちを本気で守ろうと思うなら

この傍からは全く見えない「戦略」のレベルをドンドン上げるしかありません




普通、外部からは見えないので語られる事もないこれが

スポーツでも経営でも、最後は必要になり

刻々と変わる状況の中、時には全員の反対を押し切ってでも決定を下す出すのが

将軍の術=戦略 なのです




経営において、、この競争の時代には最も重要になると思っています 

だから勉強をしなければなりません。

今、業界をリードしている方々は、これに長けた人ばかりだから・・・






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